2013.3.21
2013年3月19日 日本食品包装協会主催 第46回食品包装シンポジウムで講演
2013年3月19日、日本食品包装協会が主催する、第46回食品包装シンポジウムで、食料廃棄と食品ロス、フードバンクについて、講演させて頂きました。
包装業界の方が多く、順番に、流通経済研究所、包装材メーカーの方、食品の製造業の方、販売(小売り)の方、そしてフードバンク団体という流れでした。
ロスは、流通段階でも起きますが、食品の新製品発表会や、マラソン大会などのイベントでも発生すること、また災害時に備えての備蓄食品も廃棄している例が多いことをお話しました。
食品検査や、調理師専門学校でも、食の廃棄は起きています。検査では、全部ではなく、一部分だけを抜き取ることが多いので、その残りはたいがい棄てるか、社員が使うかしている例が多いです。調理師の学校では、大根の桂剥きなどの練習をすれば、終わったものは、たとえ数百人数千人単位でも、棄てているケースが多いようです。
食品ロス削減に関しては、5省庁が連携して取り組むことに決まりました。
農林水産省、消費者庁、環境省、内閣府(食育担当)、文部科学省です。
食品ロスは、環境に対する負荷や経済的なインパクト、またフードバンクもそれらの要素とともに、生活困窮者の救済、地域のコミュニティづくりなど、さまざまな役割を持ちます。