2013.2.8
フィリピンでオクラを活用したフードバンク!
フィリピンで、日本の規格のため、何百トン以上も捨てているオクラを無駄にせずに活かすため、昨年から、オクラを利用したフードバンク活動を始めています。
セカンドハーベスト・アジアの和田裕介、植田製油の矢野稔さん、セカンドハーベスト・ジャパンの井出留美が、フィリピン・マニラから北へ3時間走ったところにある、Tarlacへ来ています。
ここは、オクラの産地です。日本へ輸出するため、広大なオクラ畑でオクラがたくさん栽培されていますが、日本の規格に合わないものは、大量に捨てられています。
それを無駄にしないため、昨年、2HJが、かつて青年海外協力隊として活動していたTSU(Tarlac State University)の協力を得て、Tarlacのオクラをマニラへ運搬するフードバンク活動を始めていました。
ただ、先進国と違って、途上国では、物流が整っていないため、生のオクラだと保管期間が短く、配送に負担がかかります。
そこで、オクラをヌードルに加工し、保管期間を6ヶ月にのばせるようにするプロジェクトをはじめました。
行政(DTI)が、オクラヌードルの講師となり、大学(TSU)の教授と学生が受講者です。
小麦粉と卵、オクラを、ドウ(生地)にします。
それをゆでて・・・
フィリピンでは、すでに、マルンガイという野菜を使ったヌードルが市販されています。
これを機会に、農産物を無駄にしない習慣と、産官学のパイロットプロジェクト、フィリピンでの雇用・・が広がっていくことを願っています。