2021.10.30
セカンドハーベスト・ジャパンと全日本仏教会が、お寺と地元フードパントリーを繋ぎ、『お寺パントリー』が開催されました!
当日の準備の様子
フードバンク目黒(以下、FB目黒)が、2021年9月12日(土)に目黒区の浄土宗祐天寺にて、『お寺パントリー』を開催しました。
これは、セカンドハーベスト・ジャパン(以下、2hj)と公益財団法人全日本仏教会(以下、全日本仏教会)が両者を繋ぐことで実現した初めての事例で、2hjは同パントリーで配布する食品の一部を提供しました。当日は、お米や醤油、缶詰、レトルトパック、卵、パン類、子どものいる家庭用にはおやつを入れるなどした36のパッケージが用意され、ひとり親家庭を始め、食の支援を必要とする方々に手渡されました。
寺院を会場としたフードパントリーに関しては、既にいくつか開催はされているものの、現状、一部の寺院に限られています。そこで2hjでは、お寺におけるパントリー活動の推進を検討していた全日本仏教会の依頼を受け、今年4月に訪問し、フードバンクやフードパントリーの取り組み内容や運営方法について講義しました。同講義に参加した浄土宗祐天寺が活動に興味を持ったものの、ノウハウの蓄積がないことから、2hjの連携団体であり、同じ目黒区内でフードパントリーを運営するFB目黒を紹介する運びとなりました。
全国各地にあるお寺は、人々との生活に密接に関わっており、地域のための施設として活かされる可能性の高い場所でもあります。
2hjでは今回の開催を一つの好事例として、今後も各地に同様の『お寺パントリー』を展開するため、全日本仏教会と連携し取り組んでいきます。
食品の受け取りの様子