2019.4.24
子供の未来応援基金 第2回未来応援ネットワーク事業 実施報告
2018年4月から2019年3月の間、子供の未来応援基金の支援を受け、「神奈川県内における子どもおよび子育て世帯へのフードセーフティネット強化」事業を実施しました。
本事業では、神奈川県大和市にある当団体の神奈川拠点を活用し、①ひとり親世帯等が直接食品を受け取ることができるパントリーピックアップの開始 ②子どもおよび母子支援の団体との連携強化・支援の充実に取り組みました。
世帯向けの食品提供については、従来倉庫機能のみであった神奈川拠点にて2018年6月よりパントリーピックアップを開催し、2019年3月までに75件の利用がありました。「食の支援」の認知度はまだ低く開始当初は利用件数が伸び悩みましたが、実際に利用された方の満足度は高く「また利用したい」との声をいただいています。利用者アンケートでは金銭面の効果だけでなく「精神面の効果(安心感)」を挙げる人も多かったのが印象的です。児童扶養手当を受給するひとり親世帯は月1回(年間6回まで)のペースで利用できるので、引き続き必要な方への情報発信に努め、この活動の浸透を図りたいと思います。
パントリーピックアップ会場の様子
提供する食品の例
また団体向けの活動では、児童養護施設退所者支援の団体や、自治体主催の生活困窮世帯向け学習・生活支援事業の運営団体などへ食品提供を開始し、提供先団体を通じて新たに1000人以上の子どもたちへ当団体の食品が届くことになりました。
今後も、地域で支援活動を実践する団体との連携を広げ、本当に必要とする方へ食品が届くことを目指します。
提供品搬出の様子
提供先団体での食品仕分け風景
現在当団体では「10万人プロジェクト」として東京・神奈川・埼玉を中心にフードセーフティネットの構築に取り組んでいます。今回の事業にてスタートできた取り組みについても、更なる発展を目指してまいりますので、皆さまからの応援をどうぞ宜しくお願いいたします。
本事業の詳しい内容は、こちらからご覧いただけます。
(報告書の内容は情報保護の観点から一部伏せております)