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Activity Report活動レポート

2019.3.26

活動報告

【PRESS RELEASE】「Kids Café(キッズカフェ)」がオープン2周年!

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【PRESS RELEASE】

報道関係各位

2019年3月26日

セカンドハーベスト・ジャパン

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「Kids Café(キッズカフェ)」がオープン2周年!

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日本初のフードバンク団体であるセカンドハーベスト・ジャパン(本部所在地:東京都台東区、以下2HJ)が運営する“食べること”を核にした子どもの居場所「Kids Café(キッズカフェ)」は、2019年4月1日にオープン2周年を迎えます。

 

Kids Caféは、子どもたちが食事だけでなく様々な経験・学習ができる場所を、図書館のようにいつでも気軽に使える地域の資源として提供しようと、2017年4月1日にオープンしました。十分な食事が取れないなどサポートが必要なお子さんだけでなく、誰でも利用することができます。2HJに日々寄贈される食品と、本プロジェクトに賛同いただいているニュー スキン ジャパン 株式会社(本社所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:小林 和則)様からの資金サポート、子供育成活動支援事業の一環としての台東区からの補助金、そして多くのボランティアの皆さんのご協力によって運営されており、利用はすべて無料です。

 


【2年目の活動実績、成果】

・年間を通じて毎週木・金・土曜日 13:30~18:00の運営を安定的に継続
・2018年4月から2019年2月末までに述べ1,133人の子どもたちが利用(17年4月から18年3月の利用者実績は述べ627人)
・単に「食べる物を提供する」のではなく、子どもたちが自分で何かしら手を動かし、食べる楽しみや食べ物の大切さを体感できることに注力
・絵本の内容に関係する食べ物を作る『つくる絵本のじかん』(木曜日)、宿題やクラフト、編み物などをする『しずかなじかん』(金曜日)、月2回のイベント(土曜日)など、子どもたちが参加しやすいよう軸となる活動メニューを固定化
・様々な職業・国籍の方を含む延べ395人のボランティアスタッフがサポート(18年1月-12月)
・カフェの様子を記録したビデオレターなどを共有することで保護者とのコミュニケーションを強化

 

1年目は利用者数の伸び悩みが課題でしたが、2年目に入ると子どもたちやその保護者の口コミ、台東区のソーシャルワーカーからの紹介、SNSでの情報発信などによって利用者が増えました。それに伴い、2HJのパントリーピックアップ(必要な人に食品を直接お渡しする活動)の利用者のお子さんだけでなく、不登校や外国籍で学校に行きづらいお子さん、放課後に宿題をしにやってくるお子さんなど、子どもたちの顔ぶれも多彩になりました。

 

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カフェではフルーツでジュースを作ったり、クッキーにデコレーションをしたり、簡単なケーキを焼いたりなど、自分が食べるものを自分で準備する、あるいは誰かのために何かを作る、というアクティビティを積極的に行っています。こうしたアクティビティを通じて、最初はバラバラに遊んでいた年齢や家庭の事情、国籍が異なる子どもたちも自然にカフェでの時間を一緒に楽しめるようになっています。

保護者の皆さんからの信頼も徐々に高まり、「無料、という言葉に信用しても大丈夫なのか心配だったけれど、企業からの寄付や台東区からも助成金が出ているなら行かせてもいいかなと思った」「子どもたちがキッズカフェに早く行きたいから連れて行ってと言うんですよ」「同じような(ひとり親の)家庭のお母さん方とお話しできるだけで本当に嬉しいです」といった声をいただいています。

 


【課題点】

Kid‘s Caféってどんな場所? – わかりやすく伝えていく必要性

様々なバックグラウンドを持つ子どもたちがカフェに来るようになったことで、アクティビティもそれをサポートするボランティアの顔ぶれも多様化し、カフェが活性化しています。しかしその一方で、かえって利用しづらさを感じるご家族がいたり、初めての方が戸惑われたり、Kid’s Caféが「誰のための、何のための場所なのか?」がわかりにくい印象になりがちです。地域のアセット(資源)としてより定着するためには、日々試行錯誤で新しいことに取り組みつつ、Kid’s Caféならではの特色は何かを整理し、わかりやすく伝えていく必要があると考えています。

利用者の増加に伴うスペース不足

イベントのある土曜日を中心に、カフェがいっぱいになる日が増えてきました。「スペースが狭すぎて子どもがカウンターに頭をあててしまう」「子どもが床で遊べるようなスペースがない」「お友達を呼べない」といった声や、オープンする曜日や時間を増やしてほしいという要望もあります。こうしたことがカフェにくるモチベーションを下げてしまわないよう、対策を検討したいと考えています。
【3年目の取り組みについて】

・引き続き幅広く子どもたちを受け入れ、その多様性をKid’s Caféの強みにしていきます。
・食べることの楽しさを子どもたちが自ら見つけ出す、作り出すのを応援する環境づくりやイベントを実施します。
・2HJのスペースの空き時間を利用し、料理や英会話などテーマを決めて活動する「キッズカフェクラブ」を作ります。
・区や社会福祉協議会、ソーシャルワーカー、カウンセラー、カラーセラピスト、弁護士、栄養士、精神科医などとのつながりを強め、子どもたちを支えるセーフティネット作りに貢献します。

カフェに来ている子どもたちの中には食べることへの意識が不安定で、家庭で孤食が常態化しがちなケースも少なくありません。孤食や欠食は身体的にも精神的にも子どもの成長に様々な悪影響を与えかねないといわれています。Kid’s Caféではこれからも2HJというフードバンクを運営母体とするメリットを生かし、「食」を入り口に子どもたちの成長を見守り、支える場所となれるよう努めていく所存です。

 

以上


 

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 【Kids Café 概要】

施設名: Kids Café(キッズカフェ)
住所: 〒111-0053 東京都台東区浅草橋 4-4-4 並河ビル1F
TEL: 03-4520-5741
施設内容: ビル1階スペース、20.2平方メートル、座席数17席
開設日: 2017年4月1日(土)
営業日時: 毎週木曜日、金曜日、土曜日 13:30-18:00
※祝日・年末年始はお休み
内容: 軽食・おやつ、お弁当の提供、宿題サポート、英語プログラムなどの学習支援、様々な技能、資格、経験を持つボランティアによる体験・交流イベントの実施 等
利用料: 無料
関連サイト: 公式HP http://kidscafe.2hj.org/
Kid’s Caféブログ https://2hjkidscafe.amebaownd.com/

 

【セカンドハーベスト・ジャパンについて】

セカンドハーベスト・ジャパン(2HJ、2018年4月より認定NPO法人)は、日本で初めてのフードバンクです。まだ賞味期限があるにも関わらず、様々な理由で売ることのできない食品を集めて、必要な方たちへお渡ししています。日本でのフードセーフティネットの構築を目的とし、児童養護・母子支援・障害者支援等の福祉施設や生活困窮者などに食品の提供を行っています。

HP:https://2hj.org/
Facebook:https://www.facebook.com/2ndharvestjapan
Twitter:https://twitter.com/2ndharvestjapan

 

【ニュー スキン ジャパンのセカンドハーベスト・ジャパン支援について】

ニュー スキン ジャパンは、2HJへ2006年から継続的な支援を行い、これまでの寄付は3億1,250万円(2017年12月末時点)にのぼります。現在、児童養護施設や母子家庭で暮らす7,000人の子どもたちへ食糧を届けるため毎月150万円の寄付を行うと共にボランティア活動を実施しています。さらに2016年から、全製品の売上利益の1%を社会貢献活動に役立てるOne for Smilesにより「ハーベストセントラルキッチン」を支援するなど、子どもたちを笑顔にするための活動を強化し共に取り組んでいます。

 

<寄付・支援など一般の方からのお問い合わせ先>

セカンドハーベスト・ジャパン  〒111-0053 東京都台東区浅草橋4-5-1 水田ビル1F

TEL: 03-5822-5371 / FAX: 03-5822-5372

お問い合わせ用メールアドレス、専用フォームなどはこちらから:https://2hj.org/contact/

 

<本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先>

セカンドハーベスト・ジャパン メディア担当:(media@2hj.org)

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