2016.1.28
広島土砂災害で被災された方々へ、お米の支援を開始します
【広島土砂災害で被災された方々へ、お米の支援を開始します】
セカンドハーベスト・ジャパンはJ.P.モルガンの協力を得て、広島市土砂災害(2014)で被害の一番ひどかった広島安佐南区の八木・緑井地区で被災したひとり親世帯・独居高齢者・障がい者・子育て世帯などを中心とした60世帯(約150名)へ、毎月一人5キロのお米を無償で8ヶ月間(予定)配送し、生活再建に向けて努力されている方々を応援します。
うち50世帯(120名)への配送は、土砂災害被災地域のコミュニティ再生と土砂災害の伝承に取り組む現地支援団体(復興交流館モンドラゴン)のメンバーである地元住民など24名が8グループに分かれて担い、配送の際に健康相談に乗るなどの見守り活動も行います。
配送するお米は、福島県会津地方で生産される“会津コシヒカリ”。福島の米農家は、原発事故以降、風評被害を受け、全袋検査などで生産米の安全性を確保していても“福島県産”というだけで価格が大きく下落するなど苦労されています。今回のプロジェクトは、そんな農家を応援したいという広島の方々と、土砂災害で被害に遭われた人を応援したいという福島の方々の思いが繋がり実現しました。
土砂災害で甚大な被害にあった広島市北部では、1年4ヶ月以上経った現在、砂防堰堤や都市計画道路など、治水・治山のための工事が急ピッチで進められていますが、被災された方々の生活再建や被災地域の復興にはまだまだ時間がかかり、息の長い支援が必要とされています。
セカンドハーベスト・ジャパンは、これからも健康と笑顔の要である食べ物を大切にし、明るい社会を目指します。
【写真は2015年10月の安佐南区の様子】