2013.12.26
福島県の方が避難する全国唯一の避難所が閉鎖決定:2012年5月〜2013年12月の炊き出しでの食事ご提供
福島県双葉町の方が避難している全国で唯一の避難所(埼玉県加須市 旧騎西高等学校)の、年内の閉鎖が決まりました。
震災後、避難所へ飲料水を届ける中で、避難所で暮らす方々の食生活の大変さを知り、ボランティアコーディネーターの高原恵が中心となって、2012年5月から毎月、炊き出し活動を続けておりました。
お弁当だと麺類が食べられないので、夏はつるんと食べられる冷たいそうめん、冬は福島県のだご汁や温かいうどんなど。
また野菜や果物が不足しがちなので、毎回そのような食材を使うようにしてきました。
2年近く通っていると、顔なじみの方も増えていましたが、当初1400名の方が暮らしていた避難所も、炊き出しを始めた2012年5月には250名、今月2013年12月の炊き出し時には15名と、だんだん減っていき、なじみのお顔が次々に見えなくなっていくのは寂しい思いでした。
毎月通ってきた避難所にも来月からは行けなくなります。
これまでご協力頂いた食品企業の皆様、ボランティアの方々、有難うございました。
避難所で暮らしておられた皆さまが、これから暮らしていかれるそれぞれの土地で、元気に、心穏やかに暮らしていかれることを、心より願っております。
(記:広報 井出留美)