2013.9.12
2013年9月11日 FAO(国際連合食糧農業機関)が食料廃棄に関する新しいレポートを発表
2013年9月11日、FAO(国際連合食糧農業機関)が、食料廃棄と食品ロスに関する新しいレポートを発表しました。
世界の生産量の3分の1にあたる13億トンが毎年廃棄されている、という事実。
http://www.fao.org/news/story/en/item/196220/icode/
この「13億トン」という数字は、すでに2年前の2011年、FAOが発表した「世界の食品ロスと食料廃棄」で発表されています。
この内容は、日本語に翻訳されており、FAO日本事務所のホームページを通してダウンロードして頂くことができます。
http://www.fao.or.jp/detail/article/689.html
国によって傾向は異なるのですが、ざっくり2つに大別すると、先進国では、流通段階以降、消費段階までで発生するロスが多い傾向にあり、一方、途上国では生産段階に近いところでのロスが多い傾向にある、と言われています。
まだ食べられるものを捨てている、という事実は、なんとなく知っていても、「日本では、日本の年間コメ生産量(850万トン)と同じくらい、まだ食べられるものを捨てている」という事実や、世界の食料援助量を上回る量を日本で捨てている、という現状は、まだ知られていないと思います。