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Activity Report活動レポート

2013年7月4日 「アルコールケアセンターたんぽぽ」さんにインタビュー!

セカンド・ハーベスト・ジャパン(2HJ)のフードバンク部は、352か所もの施設・NPOへの定期的な食料配送を通じての支援を行っております。

いつも2HJを支援していただいているみなさんに、Facebookやホームページで取り上げられることが少ないフードバンク部の日々の活動をお伝えすべく、2HJのインターン生が食料配送に同行し、支援させていただいている団体にインタビューをさせていただきました!

今回インタビューさせていただいたのは川崎市でアルコール依存症支援をされているアルコールケアセンターたんぽぽの佐藤さんです。

 FBネタ

ケイヒル:こんにちは。セカンド・ハーベスト・ジャパンでインターンをしておりますケイヒルと申します。よろしくお願いいたします。

まず、たんぽぽさんの活動を簡単にご説明お願いいたします。

佐藤さん:はい。アルコールケアセンターたんぽぽは、アルコール依存症の方が毎日通われている施設です。利用者の方々は毎日9時から3時まで休みなくいらっしゃっています。アルコール依存症回復の目的でミーティング、料理教室、花壇の世話、スポーツなどの活動をしています。

ケイヒル:よろしければ、設立の経緯も教えてください。

佐藤さん:平成7年に立ち上がった団体です。立ち上げた方もアルコール依存症の当事者でした。今でこそアルコール依存症という言葉が広まっていますが、平成7年ごろはまだアルコール依存症というものの存在は知られていなく、依存症の方が毎日通える施設を立ち上げることに関して大変な苦労があったようです。設立当初から行政から運営費を援助していただく、という形で運営しております。

ケイヒル:そうなんですね。それでは、活動している中で、直面しがちな大変なことだとか、でもこんな瞬間があるからがんばれる、というようなことがあれば教えてください。

佐藤さん:まず、アルコール依存症の方は長年の栄養不足がたたって、骨粗鬆の方が多かったり、腰の病気をお持ちの方が多いんです。ですので、比較的若い方でも腰の無理がきかない、という方が多いです。現在私たちの活動場所が2階にあって、このような利用者の方々を2階に運ばなければならないことがあります。ごく少ないスタッフでこの持ち上げる作業をこなすのが大変です。

また、常勤2名・非常勤2名で1年中休みなく施設をあけていますので、スタッフの配置というのが難しいです。

活動のやりがいを感じる瞬間は、利用者の方が就労されたときです。こちらに通っていらっしゃる方で通い始めて2年くらい、早い方で1年くらいの期間で、就労に向けてのボランティアを通じて就労につながるケースがあるのですが、そのようなときは本当にやりがいを感じます。

また、こちらに通い始めたばかりの方は病院を退院されたばかりで、フラフラした状態になってしまっていることが多いのですが、そのような方が施設内の活動などに積極的に取り組む姿などを見るとやりがいを感じます。

ケイヒル:ありがとうございます。最後に、わたしたちの食品がどのように役立っているか教えていただけますか。

佐藤さん:毎週来ていただいて、パンだとか缶詰だとかいただけてすごく助かっています。まず、なぜ助かるかというと、私たちの施設を利用している方の9割が生活保護受給者なので、お金の工面を生活しなければならないのですが、男性の単身で暮らしている方が大半なので、朝食や夕食を自分で調理して食べることが難しい、という方が多いです。ですので、こちらで配給している2HJのパンを持って帰ってもらって、朝食・夕食にあてて、食費をうかし、そのほかの生活費にあててもらうことができます。

また、利用者の方の生活スキルを向上するための料理実習のために2HJの食品をつかわせてもらったりだとか、利用者の皆さんに出すお弁当の材料として使わせていただいています。

このようにして浮かせることができた食費は、活動費として使わせていただいています。例えば、先日は宮ケ瀬ダムの近くの愛川村で一泊研修を行いました。

ケイヒル:2HJの食品がお役にたてているようで、非常に嬉しいです。それでは、最後に2HJに一言あればよろしくお願いいたします。

佐藤さん:本当に2HJさんには毎回感謝しております。わたしたちはこれからも毎日がんばって「アルコール依存症」という病気に取り組みますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

佐藤さん、アルコールケアセンターたんぽぽさん、ありがとうございました!

このような素晴らしい活動をされている団体を2HJが支援できるのも、2HJを日々応援してくださっている皆さんのおかげです。いつもありがとうございます。

これからも応援よろしくお願いいたします!

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