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ボランティアストーリー

ボランティア・インタビューその10 – 「ごはんの量の調節は職人技」

2013/3/6

ボランティアインタビュー第10弾は、炊き出し活動に長年参加している廣瀬武さんです。
前回インタビューを受けた嵯峨根さんが質問しました。

2HJに関わるようになったきっかけは何ですか?
 新聞に掲載されていた記事を見たことがきっかけです。それでもっと2HJやフードバンクというものを知りたくなって2HJのホームページにアクセスしました。その直前にバングラディシュのグラミン銀行の設立者がノーベル賞を獲得していましたが、フードバンクというシステムは無駄の資源化あるいは有効利用ということですから、グラミン銀行より優れたシステムであると認めました。金融はリスクがありますが同じBANKでもフードバンクはノンリスクですからね。その上ボランティア活動を「時間の寄付」と定義していますね。一般的に社会活動のボランティアを募るときは何だか慈善心に訴えるイメージが出ていそうですが、ココは違うなと思いましたね。

 言わば「余っている時間」の寄付ですからこれも無駄の資源化で一貫しているのですよね。こういうところなら自分でもできると思い早速ボランティアに応募したという次第です。
炊飯計量

2HJで長くボランティアを続けていらっしゃるのはなぜですか?
 良いことをしようというような思想の押し付けがないことで2HJは極めてオープンになっています。それ故、年齢性別を超えて高校生から現役リタイヤ組まで様々な方々が参加されています。そういった方々との出会いも素晴らしいですしいろいろな情報が入ってきますので気がついたら別のプロジェクトに首を突っ込んでいったりと今までに無い経験が出来ます。

 野球のメジャーリーグでクレメンテ賞というのがありますが、生前メジャープレイヤーのロベルト・クレメンテは『もし、物事を良くする機会があるのにそれをしなかったら、それは人生を無駄にしたことになる』と言っています。私もそう思っていまして、2HJの片苦しく無い雰囲気などが自分に合っているので気がついたら5年も経っていたということですね。
スープ配布

ボランティアをしていてもっともやりがいを感じるときはいつですか?
 スープキッチン(2HJでは炊き出しをこう呼びますが)では、受給者の方々全員に持参した食料品をピッタリ給仕出来たときですね。職人技みたいですが実際は計量計と頭数のにらめっこで結構大変です。やったー!上手に仕事をした感じですね。 それと、新たにボランティアとして参加されてから継続的に参加されるようになった方と一緒に仕事をして、その方がその仕事を責任を持ってお一人で出来るようになられたときは最もやりがいを感じます。今は調理では炊飯が中心ですが、炊飯の手順や炊飯器の扱いなどはマニュアルを壁面に張りましたのでどなたが入っても出来るようにしてあります。参加される方が自信を持ってそのお仕事を受け持っていただき、達成感を感じてまた参加しようと思って頂けるときにやりがいを感じます。
 次に、以前、自分の車で児童養護施設に食品の配送を受け持っていましたが、施設の職員の方々や子供たちとの交流が出来ましたが、今まで見たことの無い世界であり自分の無知を知ると同時に2HJの施設食料支援という行為が、施設の子供たちに「決してあなた方は独りでないはないよ」というメッセージが食品と一緒に届いていると思えば、やはりやりがいを感じました。

今後、2HJにどのようなNPO団体になってほしいなど、希望はありますか?
 フードバンクというシステムはもはや待ったなしで日本、世界と言っていいでしょうが、に必要な機能です。日本の各都道府県に最低一つはなければならないと考えますが、今も2HJではフードバンクの広報活動をされていますが、各地方でフードバンクが設立されるためのサポート体制を整えられれば、それは素晴らしいことだと期待しています。
上野で配布

ボランティアに参加する動機は人それぞれですが、廣瀬さんが文中で紹介してくださったロベルト・クレメンテの言葉を裏返せば「人生を有意義に過ごす」ことが、物事を良くする、あらゆるものの有効活用なのかも知れません。
活動に賛同してくださった5年という時間は、廣瀬さんご自身だけでなく、今なお私たちの活動そのものを有意義にしてくださっています。
廣瀬さん ありがとうございました。これからもよろしくお願いします!

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