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2HJの活動レポート

クローズアップ-2HJとJARの協力により日本にいる難民が食料を受け取って

  • フードバンクニュース

2006/10/8

セカンド ハーベスト ジャパン(2HJ)は、大きな組織ネットワークを通して、強く必要とされる食べ物を必要としている人びとへ届けています。孤児院や老人施設、そしてホームレスの人びとに食べ物が届けられるのはよく聞きますが、他の国々から日本へ難民としてやってくる人びとのことはあまり知られていません。彼らとその家族は、日本難民支援協会(JAR)を通じ2HJから緊急に必要な食料を受け取っています。

そこで2HJ事務局長の和田裕介が、難民はどのような人たちで、なぜ私たちの助けを必要とし、さらに、私たちがどのように彼らを助けることができるかを知るために、JARの増山聖子さんにお話しを伺いました。国連難民の地位に関する条約(難民条約)において難民とされる人びとは、政治、人種、宗教などの違いによって自国で迫害を受けてきた人たちです。ソーシャル ワーカーである増山さんによると、このような理由で日本に逃れてきた難民の大多数が30-40代の男性で、その多くは自国では指導者であった人たちだそうです。例にあげると、「民主化運動にかかわっていたビルマ人や、イスラム教からキリスト教へ改宗したイラン人」などがいると増山さんは言います。女性や家族の難民も増加していますが、自国から逃れる必要があるような彼らの状況では、しばしば家族を後に残し脱出するほかにすべがありません。

法的な理由や精神的トラウマのために働くことが出来ず、日本に住む平均的な難民の一ヶ月あたり10万円で生活をしています。健康保険もなく、支援してくれる人脈もほとんどありません。「政治的または宗教的な理由で自国を逃れてきているので、難民たちの中には、同じ国から来た人たちにも会うこともできない」人たちがいるとのことです。この孤立に重なり、飢えはこの様な人たちにはさらに深刻な問題です。彼らがまず必要なものは、米、肉、野菜、油といったものです。セカンドハーベストジャパンでは、長期保存ができるもの(肉や野菜は缶詰であること)に限り、これらの食料の寄付を受け付けています。

2HJは、JARをとおして問い合わせのあった難民に対して、受取り人の家に2HJボランティアが直接届けるホーム バウンド配達と、小包を宅配便で送る2つの方法で食料を届けます。ホーム bバウンド配達のボランティアをしたい方がいれば、歓迎します。また、宅配サービスはコスト面でも非常に効率がよいため、この活動を拡大する予定です。2000円の募金で、次の食事がどうなるかわからないでいる4家族の食卓に必要な食べ物を届けることが出来ます。

文章:パトリシア・デッカー / 和田裕介
写真:JAR

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