支援したい 食品を受け取りたい
すべてのメニューメニューを閉じる

支援したい方

食品を受け取りたい方

閉じる

News / Press Releasesお知らせ・プレスリリース

10万人プロジェクト ~直営・連携フードパントリー数が東京 神奈川 埼玉合計で200を達成~

【PRESS RELEASE】
報道関係各位

2022年2月23日

セカンドハーベスト・ジャパン 10万人プロジェクト

~直営・連携フードパントリー数が東京 神奈川 埼玉合計で200を達成~

日本初のフードバンクであるセカンドハーベスト・ジャパン(本部所在地:東京都台東区、以下2hj https://2hj.org/)は、2016年より東京で10万人、神奈川、埼玉を合わせて16万人に対する食の支援を目標に「東京2020 10万人プロジェクト( http://www.2hj.org/100000pj/)」を実施、1都2県において生活困窮者にとって食の拠点となるフードパントリーの合計135拠点の開設に取り組んできました。当初、東京五輪開催の2020年を達成期限としていましたが、コロナ禍により、2021年を補完の年と設定、継続してパントリー見学ツアーや立ち上げセミナーなどの啓発活動や食品提供を実施してきました。その結果、2021年12月末時点の集計で、東京都内の2hj直営・連携パントリーの拠点数が目標数を超える100か所に、埼玉県でも78か所に到達しました。残念ながら神奈川においては、目標数には達しなかったものの、合計目標値135に対して200拠点を設立することができました。

オミクロン株の感染拡大等によりまだ終息が見えない中、2hj直営の浅草橋パントリーはじめ、各パントリーの利用者数は高止まりの状況です。コロナ禍による食の支援の高まりから、プロジェクト開始当初は、ほとんど知られていなかった『フードパントリー』の認知度も上がり、2hjへの問い合わせも連日、数多く寄せられるようになりました。既に運営開始している団体の事例を共有する体制も整ってきており、「自分も始めてみたい」と思う人がアクションを起こすハードルも下がっています。

【東京2020 10万人プロジェクトにおける各都県の目標数と2021年12月末時点のフードパントリー数】 *フードパントリーは2HJが直接運営、または2HJの支援を受けて外部団体などが運営しているものが含まれます。

東京都内では、フードパントリー専業の団体、子ども食堂/居場所が担うものから、最近は高齢者施設や母子生活支援施設を運営する社会福祉法人が手掛けるフードパントリーも増えてきています。また、埼玉県では、2018年以降、継続的に2hjが埼玉県庁との連携を通じてフードパントリー運営に興味のある方々に向けた見学会等の施策を実施したことが奏功。2020年には、2hjの連携団体である「埼玉フードパントリーネットワーク」がNPO法人化され、新規開設へのサポートと理念の浸透を目的に、2hj監修のもと、スタートブック「始めよう! フードパントリー」が発行されるなど、継続的にパントリーの新規開設を促進する活動が実施されています。加えて、神奈川においても、大和市にある当団体の拠点を中心として、大和市・横浜市・厚木市・藤沢市・綾瀬市など近隣エリアに連携フードパントリーが広がりつつあります。

2hjでは、SDGsの目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」にあるように、取り組みに賛同してくださるあらゆるステークホルダーと共に目標2「飢餓をゼロに」をはじめとする目標を達成するということを大切にしてきました。現在、東京・神奈川・埼玉で計200 か所にのぼるフードパントリーのほとんどが、2hjの直営ではなく、それぞれの地域の団体が自主的に立ち上げた多様な連携パントリーです。2hjは、これらのフードパントリーへ安定的に栄養価の高い食品を供給すると同時に、相互のノウハウ共有はじめ、更なる協働を進めてまいります。

今後も、2hjでは連携フードパントリーへの継続的なサポートと、これから更に増えていくことが見込まれるフードパントリーの立ち上げを支援し、全ての人にとって、身近な「公共資産」としてフードセーフティネットが存在する社会の構築に寄与することを目指します。


<本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先>

セカンドハーベスト・ジャパン 広報担当:和間(070-2251-8859 / kwama@2hj.org)